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四国で写真展

 

しばらくぶりのブログです。

2022年4月15日(木)より5月15日(日)まで約1か月にわたり、四国の香川県・高松で個展を開催します。

 

なぜ四国で開催することになったのか、というと、

Instagramのお友達だった、ギャラリーi-styleの稲崎さんから1周年記念に展示をしませんか?とお声掛けいただいたのがきっかけです。

 

私も稲崎さんのInstagramを見て、雰囲気があるしっとりとした素敵な写真だなあ、と見惚れていたのでお声掛けいただいた時はとても嬉しく思いました。

さらに祖母が昔連れて行ってくれた瀬戸内海を目の前にした高松に行けることも何より楽しみです。

 

今回は海のつながりで香川と横浜をテーマに作品をまとめた「海を航(わた)る」を開催します。

四国はもちろん、中国地方、関西、九州、近畿の皆様にもご覧いただけたらなあとワクワクしています。

 

 

現在は作品も決まり、額装も概ねきまったので、あとはプロの手をかりてちょっと印象的な展示にしたいと、

いつもお世話になっているルーニィ247さんにお任せしようと思います。

どんな展示になるのか、こちらも楽しみ!!!

 

期間中、4月28日に高松に到着し、2日間の在廊、そしてイベントも多数開催予定です。

写真を始めたい人、始めたばかりの人、写真でもっと表現したい人、そんな写真好きのみなさんと出会い、お話が出来たら嬉しいです。

 

イベントの詳細はこちら↓

ギャラリーi-style ホームページ

 

 

余談ですが、教室の仕事をしているとどうしても自分の作品制作や発信が出遅れてしまいがち・・・

今年は少し教室に向き合う時間を、作家活動にシフトしたいとも考えているところです。

 

どちらも大好きなことですので、バランスよく活動していきたいです。

 

 

 

 

個展まであと2週間 写真家と名乗ること

 

今年の個展まであと2週間を切った。開幕前のワクワクと緊張、この気持ちは何度味わったことだろうか。

そして何度味わってもいいものだ。

 

2017年に開催した「窓辺のまなざし」の続編として今回も同じタイトルで開催することにした理由は、

自分の写真を見返した時、表現していることがほぼ同じだったこと、しかし全く同じだったわけではなく、少し変化していたことが理由だ。

 

今回の個展で一番苦労したのはプリント。

展示作品はほとんど自分でプリントするのだが、今回は初めてマット系の写真用紙を使用した。

その際、黒い部分に紙の破片が繰り返しついてしまい半ば気が狂いそうになるくらい神経質になりながらプリントした。

そこまで用紙にこだわるのは今回のテーマが少し重い内容だったため、その重さが表現できる紙だったから。

紙選びは本当に奥が深いと強く実感した。

 

話は変わって、自分自身を「写真家」と名乗ることについてつい先日、千代田路子さんのオンラインセミナーに参加して今一度考える機会があった。

写真教室を始めたばかりのころは、とてもおこがましくて「写真家」なんて名乗れないな、と思っていたのだが、

ほどなくして写真教室の講師としてではなく、写真家としての仕事の依頼をいただくようになってから、仕方なく恥ずかしがりながら「写真家」と名乗ることにした。

最近は仕事がら写真家と名乗ったほうが話が早いのですっかり慣れてしまったのだが。

 

私の中の写真家の条件は、自分が作成した作品を責任をもってプリントし、それを購入してくださったお客様のもとに届けることだと自分に言い聞かせている。

今年の個展はどの作品がお客様の手元にお嫁入するのだろうか?今からとても楽しみだ。

 

 

 

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風の時代

 

世間では、昨年末から「風の時代」に入ったらしい。

それまでは「地の時代」だったそうで、安定を求めて生きることが人類にとって最適な生き方とされていたが、

コロナウイルスの襲来で人々の生き方が大きく変わらざる負えなくなり、これからは軽やかに人生を楽しみ、進む人たちが生き残っていく時代になるそう。

 

さて、自分はどちらの時代に当てはまるのだろう?と振り返ってみた。

「~しなければいけない」「~であるべきだ」なーんて、頭が固いことばかり考えていたなあ、と反省。

 

自分自身に、「人生楽しんでる?軽やかに生きている?」と問いかけてみたら、

「これから楽しもうと思っていたところだったんです!」と、答えが返ってきたような気がした。

 

モノクロ写真への遠慮

ほぼ1年に1回のペースで個展を開催している。
ただ、モノクロ作品は一度も展示したことがない。
理由は、奥が深すぎて手が出ないから。

もっと気楽に、「モノクロってかっこいいねー」と思えばいいのだけれど、
色が無いことで写真の奥にテーマや伝えたいことがないと、お洒落写真だけで終わってしまいそうで納得がいかないことが理由。

素晴らしいモノクロ作品を目の前にして、ますますそう思う。
今年秋の個展でモノクロに挑戦しようか思案中

*東京増上寺にて RICOH-GRで撮影

オールドレンズという括り

横浜野毛 写真家松田洋子

 

今日はひさしぶりに横浜大貫カメラへ。

私にとって聖地でもあり、学びの場でもあるお店だ。

 

初めて訪れたきっかけは、主催している写真教室の運営が思うように進まず、藁をもつかむ思いでお店にかけこんだことだった。

 

ここに来れば何かわかるのでは?カメラのこと、レンズの事、写真のこと、とにかく何かを掴んで、写真教室の運営、そして自分の作品づくりのきっかけになるのではと思った。

 

 

今日の目的はフォクトレンダー

 

レンズ保管庫を片づけていたら、ひょっこり使っていないレンズが出てきた。カメラを始めたばかりのときに、先生や仲間たちのなかで評判が良かった、フォクトレンダーというレンズだった。

 

当時使っていたキヤノンマウントのレンズ、いま使っているカメラにはどれにも合わない。

でも、コンパクトでクールなフォルムが好きで大切に仕舞っていたのだが、使わないと意味がないなーと、思い切って売ることにした。

 

 

撮りたい写真の方向性

 

レンズを買った当時は、ただ人気のレンズだからという理由だけだったが、今になってみるとなぜそのレンズなのか?を考えていなかったなあ、とつくづく思う。

私の作品の方向性がある程度見えてきたので、どのレンズなら自分の作品に合うのか、も考えるようになったからだろう。

 

今の時代、オールドレンズやフィルムカメラが人気だけれど、まずは「何を撮りたいのか、どのように撮りたいのか」を考えるのが先なのだと思う。

 

先日読んだ大平一枝さんの台所のコラムで、「誰かが良いというものや、こうすべきというものが自分に当てはまるわけではない。」という一文を読んだとき、ああ、レンズもカメラも同じだなあと思った。

他人からの意見はあくまでもアドバイスにとどめ、そこから自分自身が頭を使って考えていくことが大切なのだ。

 

 

モネとレンズ

 

日本人は画家のモネが好きで、美術館で展示があると来場者が増えるのと同じで、オールドレンズというとなんとなく新製品のレンズとは違って面白いから買ってみよう、というのと似ているような気がする。

 

まずはオールドレンズを体験し、そこから何かが掴めた人は、きっと自分の作品を発見できるにちがいない。

反対にオールドレンズという括りから離れられない、という人は、次の新しいものがでてきたら、そちらも試してみたくなるのではないかな?

 

どちらが良いとか悪い、ではなくて、深く掘り下げるか、浅く広く楽しむか、の違いなのでしょうね。

自分しか撮れない写真

 

 

自分しか撮れない写真ってなんだろう?

 

キュレーターのIさんからアドバイスをいただいて、

誰でもが撮る写真と、自分しか撮れない写真の違いが理解できたように思います。

 

自分と向き合う苦しい作業かもしれませんが、それができた人こそ、自分だけしか撮れない写真が生み出せるのでしょう。

 

 

 

 

2021年も「あまのじゃく」で

 

2021年もブログをご覧くださりありがとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、唐突ですが、ホームページのご紹介です。

2つのホームページを管理していまして、いまご覧いただいているHPは、写真家・松田洋子の活動や感じたことを中心に書いています。

 

もうひとつのHPは、主宰している写真教室のHPです、こちらのリンクからご覧いただけますのでよろしければご覧ください。

→まとりかりあ写真教室横浜HP

 

 

年が明けて早々、カメラを片手に横浜山下公園に停泊(というのかな?もう航行していませんが)している氷川丸に行きました。

1/4から3/1までメンテナンスのため入館できないので、その前に行っておきたかったからです。

 

今日は丁寧に撮影しよう!と、決めてじっくりと館内を歩きました。

 

途中、12時の汽笛が鳴るのを聞きながら、2021年が始まったのだなあ、とぼんやり思いつつあちらこちらに見える光を探しながら撮り歩きました。

毎度毎度、よく飽きもせず氷川丸を撮影しますよね。

 

インスタ映えするスポットですが、私の場合は映えるから、というより、心が動くものは徹底的に撮影したい派なので、流行りものへの感度は低いです。

 

流行りが終わってからマイブームが来ることもありますね。たとえば、今はハシビロコウのふたばちゃんがマイブーム笑

掛川花鳥園には一度カメラを持って会いにいきたい!!今年の新たな目標ができました。上野動物園のハシビロコウでもいいのですが、やはり「ふたば」ちゃんに会いたいなあ。

 

思えば、学生時代に友人たちが「たのきんトリオ」を追いかけていたのに自分だけ興味が湧かず、渋谷鉄平さんの写真を下敷きに入れていたのを思い出しました。

その頃からあまのじゃくな性格が顔を出し始めていたか、と今になって思います。

別に意識して人と違うことをしているわけではないのですが、興味が湧かないのです。

 

そんな「あまのじゃく」な視点が写真家の活動に生かせるように、今年1年作品を撮り続けたいものです。

 

 

2020年を振り返って

 

2020年を振り返ると、

1年に3回も個展を開催できたことに今更ながら驚き、ありがたいなあとしみじみ振り返っているところだ。

 

2019年春に、リコーイメージングスクエア東京で、新人としては異例の大規模個展を開催したが、

そこにエネルギーを使い果たしてしまった、と思っていた。

 

ところが、2020年には再度声をかけていただき、東京、大阪、横浜で個展を開催できたことは、

とても嬉しい出来事だった。

私を信頼し、声をかけてくださったリコーイメージングスクエア東京の皆様、大貫カメラ様に感謝したい。

 

 

今年はお世話になった写真業界の方々の引退、転職が続き、とても心細く寂しい1年になった。

 

 

つい先日は、リコーイメージングスクエア東京のSさんが退職され、

最終日にご挨拶に伺ったが、たくさんの方が挨拶に来られていて、写真家からの信頼を集めていらっしゃることがよくわかる。

 

「退職した後でも、困ったことがあったらいつでも電話して」

と言ってくださったことが嬉しい。

 

 

そういえば、Sさんからの言葉で忘れられない言葉があった。

 

「一夜で有名人になるわけがない、シンデレラじゃないんだからね。

作家は日々、コツコツと自分の作品を積み上げ続けていくことで、たくさんの人々に支持されるものなんだよ」

 

うわべの言葉ではなく、そして本当に相手のことを想ってアドバイスをしてくれる人との

ご縁をこれからも大切にしていきたい。

 

 

 

2021年も目に見えないコロナウイルスとの共存が続くけれど、

その中でもできる限りのことを、悔いなく活動し続けたいと思う。

 

 

 

「自分らしさ」という迷宮

 

主催する写真教室のテーマは、「自分らしい写真」を目指すこと。

その他の写真教室でもこの言葉はよく使われているけれど、けっこうな曲者のワードだと思う。

 

「自分らしい」=「ほかの人が撮らない写真」

 

だと思う人が多いのでは?と感じるのは私だけだろうか?

そもそも「自分らしさ」は、自分ではわからない。だって、自分は日々変化するから。

また、他人から「●●さんらしいですね」と言われるのは、大概、相手が思う、また、そう思いたい●●さんのイメージであるわけで。

 

私が思う「自分らしさ」とは、自分に素直に向き合っていることを指すのではないか、と思っている。

そして相手に対して素直に向き合える人は、自分にも素直に向き合えている人が多いように感じる。

いつでもありのままの自分を受け入れられることが、「自分らしい」ことなのではないかしら。

 

写真と向き合うことは、自分らしさとの対峙そのもの。

先日、あるキュレーターさんと話していたとき、

 

「誰でもが撮る写真ではなくて、あなたが見て、心で感じた写真を見せてほしい」

と言われてはっとした。

 

ああ~、はずかしい・・・

「自分らしい写真」を出したつもりだったが、「良く思われたい」写真だったと後から気づいた。

 写真で嘘はつけませんね。

 

 

 

テーマは横浜

 

リコーフォトアカデミー撮影会での1枚。

 

五島列島のあと、六本木で個展を開催する先生のお手伝いに行ったのだが、

そこで感じたことは、「都会が好きだ」ということ。

 

横浜は都会と自然が融合していて、おまけに海まである。

大好きな要素がすべてある街だから、居心地がいいのだろう。

 

横浜の街をテーマにいつか個展をしたいな。

観光ガイドブックはたくさんあるけれど、それではない「私だけの横浜」をテーマにしてみたい。

 

2021年の個展

 

2021年10月に、銀座奥野ビルのギャラリーで個展を開催することになりました。

 

昨年、今年とリコーイメージングスクエア東京と大阪、そして横浜大貫カメラでの写真展が続き、

来年はお休みしようと思っていたのですが、どうしても未消化の題材があったので思い切って開催することに決めました。

内容はこれからじっくり決めようと思いますが、おそらくキリスト教についての思いになるでしょう。

 

昨日、3泊4日の五島列島撮影ツアーから戻りました。

この島はまさにキリスト教への思いが島民に根付いた祈りの島です。

たくさんの教会を巡りながら、子供の頃に通っていた教会の記憶が蘇りました。

途中、訪れた教会で一瞬泣きそうになったのはなぜなのだろうか?この辺りも解明しながら、来年の個展に向けて作品をまとめていきます。

 

髪をブロンドにすること

松田洋子写真

 

個展が終わってのーんびりしていたら、いつの間にやら忙しくなってきました。

80歳の生徒さんの個展プロデュース、ワクワクしながら準備に取り掛かっています。

 

80歳まで体験してこられた、経験という引き出しをたくさんお持ちの

Sさんが撮られた写真からは、

「楽しい!!」「綺麗!」「ワクワクする!」

という声が聞こえてくるよう。

 

「風をおいかけて」という個展のタイトルらしく、

ワクワクしながら街に海に、撮影されているSさんの様子が目に浮かぶようなのです。

 

 

そして写真にちらりと登場するご家族、

お嬢様やお孫様、みなさんがSさんを温かく見守られていることもわかる写真です。

 

私も先日、新しいレンズをお供に久しぶりのヨコハマの海へ。

Sさんのようにワクワクしながら撮影してきました。

 

人生、ワクワクする気持ちがなくなったらおしまいだな。

 

今、私がワクワクしそうなこと、とりあえず4つ。

 

髪色をブロンドにすること

ピアスを空けること(何年も前から言ってる笑)

南フランスに写真留学すること

もう一つは内緒(* ´艸`)

 

いくつになっても好奇心を持ち続けていたいですね。

 

 

*お知らせ

2021年10月に銀座奥野ビルで個展を開催します。

詳しいことが決まり次第、このHPでお知らせします。

 

 

 

 

2つの秋

松田洋子写真

 

気が付いたらもう秋。

窓辺に柔らかい光が見え始めてきました。

 

しばらくお休みしていた写真教室は、10月から本格的に再開です。

初心に帰ってみなさんに写真の楽しさをお伝えしていきます!

 

さて、最近私が印象に残ったこと2つ。

 

1つは写真家ユージン・スミスのアシスタントで、

写真家・石川武志さんの写真展「CALCUTTA」拝見しました。

 

石川さんとは昨年亡くなった共通の知人を通して

知り合ったのですが、初めてお会いしたときから気さくに声をかけてくださり、

面白いお話をたくさんしてくださるのです。インドに行った時の

話や、ハイチでの話とか。世界を知らない私には刺激的なことばかり!

 

誰に対しても差別せず、新人だろうがなんだろうが、

同じ目線に立ってお話される方。そして御愛想はせず、思ったことを

素直にお話しているところが毎回すごいなあこの人って、と思うのです。

 

これから発売される写真集は必ず買います。

石川さんのこだわりが詰まった、ものすごい写真集だから。

 

 

2つめに印象に残ったこと。

 

いつもお仕事でお世話になっている某カメラメーカーのTさんから

写真についてのお話をたっぷり聞かせていただきました。

 

某有名写真家さんのご自宅に行った時の話とか、

フィルムカメラの話とか、時間を忘れて質問しまくっておりました。

 

ついでに私の作品へのこだわりとか、どうしたら表現できるだろうか?

なんて質問までぶつけてしまい、ついつい熱く語ってしまって

後から申し訳なかったなあと反省・・・

あっという間に過ぎた楽しい時間でした。

 

 

お二人とも写真の大先輩。

でも決して偉ぶらなくて、同じ目線で語ってくださる方でした。

 

私の周りにはそんな素晴らしい先輩がたくさんいて幸せ者だなあ。

 

さて、そろそろ次の個展の構想を練り始めています。

次はどのような作品展になるのでしょうか。自分でも楽しみです。

 

いつもと違う夏

松田洋子写真
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終了しました

 

1か月半に渡り開催した、松田洋子写真展「たゆとう光」が

7/27(月)に終了しました。

 

コロナウイルスがふたたび蔓延する中、ご来場くださり

ありがとうございました。皆様にお礼を申し上げます。

 

当初は4/17からの展示でしたが、この7月に延期になり、そして急遽大阪会場での展示が6月の

1か月間になったりと忙しい写真展でしたが、

 

写真教室のレッスンを休講にしていたため、その空いた時間を

使って準備ができました。

 

また、この時期に事務所の移転もありまして、プリンターが使えない

時間があったのが少し心配でしたが、スケジュールを考えながらうまく

進めることができ、無事に作品がプリントできてよかったと思っています。

 

 

さて、今回は33枚の作品はすべて自分でプリントしました。

写真用紙は、ピクトランの局紙という、キラキラと光る和紙を使いました。

 

今回の作品テーマは、

 

光を探している間は全く見えず、

ふと力を抜いてみたときに、すぐ目の前に光があった、という内容でしたので

紙のきらめきとテーマがぴったり合っていると思い、採用したわけです。

 

ただ、お客様からのご感想は面白いくらいに分かれました。

 

キラキラしすぎる!という方と、

キラキラしているところが作品と合っている

 

という、なんとも対局するご意見でした。

 

見る人によって感じ方が違う、そして正解はない、ということが分かったわけです。

 

そして、

作品、紙、額、レイアウト、一つ一つ意思をもって決めたので、

たとえ反対のご意見をいただいたとしても、

自身をもって説明できたことは、今までの個展ではできなかったことなので

少し成長できたかな、と自画自賛しています。

 

もうひとつ、印象的だったことがあったので

また続きを書こうと思います。

 

なかやすみ

 

リコーイメージングスクエア東京で7/16(木)から始まった個展が

㈫、㈬は会場が休館日のためお休みでした。この2日間は

東京へ自分の人生の棚卸に行き、翌日は写真教室のレッスンで

久しぶりに生徒さんと一緒に写真談議を熱く語り楽しいひと時を過ごしました。

 

写真展後半は23(木)から始まり、27㈪16:00で終了です。会場は入り口で検温、消毒を行っていただき、

広々とした会場でゆったりとご覧いただけます。

 

 

さて毎回個展が始まると、3日目くらいでちょっと緊張がゆるんできて食欲が落ちてきたりします。

今回もそうでした。何度も開催しているとパターンがわかってくるものですね。

 

年齢を重ねるごとにきつくなってくるのは間違いないので、

写真を撮るために、そして写真展をするためには体力づくりが必要だとわかりました。

個展が終わったらバレエかダンスのレッスンに復帰しようかな。

 

前半の5日間を終えて思ったのは、

昨年、今年と3回も個展を開催できたので、しばらくは撮影に専念し、本当に自分が撮りたいものに

対峙していこうということ。

 

展示をすることに意識が囚われすぎて、写真で伝えたいことが薄くなってくるような

気がしたのです。

そこで、いったんリセットし、しばらくは動画で作品をまとめていきながら、

次の写真展に向けてじっくりと準備を進めていきます。

 

 

アウトプットするためのインプットの時期ですね。

 

さて、明日から5日間、後半も会場で皆様のご来場をお待ちしております。

 

 

7/16(木)より写真展

 

リコーイメージングスクエア東京で写真展が始まります。

振り返ってみると、当初は4月開催予定だったのが7月に延期になり、

そして急遽6月の1か月間、大阪での展示が決まった、なんとも急展開の写真展です。

 

3月後半から4月初旬の数週間、会場の図面とにらめっこしながら

作品の構成を考え、その間に事務所の引っ越し作業、はたまたコロナウイルスのこともあったりと

時間が無いような、あるような?といった毎日でした。

 

 

写真展を開催して毎回思うことは、

写真展の準備がすべて終わったときが、写真展終了

なのです。

 

とにかく準備するまでが苦しくも楽しい時間なのです。これが経験したくて

何度も写真展をしたくなるんです。

 

期間中はご覧くださるお客様からのご感想、ご意見を伺って

次につなげていく準備をする、という流れでしょうか。

 

展示している作品についてあーだこーだと

考えていても、もう飾ってしまったのだから変えられません。

次に向かってどう生かしていくのか、を考える時間です。

 

さて、今日はこれから展示にいってきます。

(展示作業はプロ集団フレームマンです、私はそばでぼーっと見ているだけです笑)

 

 

写真展と動画制作

松田洋子写真展
動画の1シーン

 

今日は七夕です。いま書いていて気づきました。

 

それにしても時の経つのが早いこと、緊急事態宣言の間は時間が長く感じたのですが、

解除後は俊足で時間が過ぎていくようです。

 

さて、7月16日(木)より松田洋子写真展「たゆとう光」が始まります。

準備の時間にかなり費やしまして、やっと一段落できたところです。

 

展示準備の日は、プロの展示集団、フレームマンさんの手を借りて

美しく展示していただきます、今から楽しみ!

 

 

それにしても、お家時間に学んだことで印象に残るのは、動画撮影です。

主催する写真教室のYouTubeチャンネルを開設し、ひーひー言いながら動画制作をしていました。

 

もうすぐリコーペンタックスのHPに動画を公開していただくので

よろしければご覧ください。

 

 

 

6/4(木)大阪で写真展が始まりました

 

6/4(木)よりリコーイメージングスクエア大阪で松田洋子写真展「たゆとう光」が始まりました。

お近くにお越しの際はご来場くださると幸いです。

 

私はというと、まだ横浜におりまして、アトリエの転居後の作業に手間取りながらも

ひとつずつ解決し、亀の歩みで進んでいます。解決できたときの達成感は嬉しいものですね。

 

さて、先ほどリコーイメージング大阪の伊藤様から会場の様子をお送りいただきましたので

よろしければご覧ください。

 

7月の新宿会場では、もう少し違うレイアウトになります。

今の状況に落ち着きすぎず、日々進化したいものです。

 

 

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名女優

 

先日無事に引っ越しが終わり、松田洋子事務所を開きました。といっても、写真教室に名称を追加したのですが。

新しい事務所は以前より手狭ですが居心地が良くて、電車の音が心地よくなぜだか眠くなるんです笑

 

今まで自分らしい写真を撮りましょう!と、生徒さんにお伝えしていましたが、

これからは私自身、自分らしい写真を追求していきたい、と思っています。

もちろん、自分の体験をもとに生徒さんにも写真を通して自己表現することは伝え続けていきます!

 

ところで、「自分らしい写真」ってものすごく奥が深いんですよね。

自分らしさはひとつだけではないので、いろいろな表現ができたらいいですね。

名女優は物語によっていろいろな表情ができるし、

バレリーナは演目によってその役柄を演じることができる・・・そんな存在になりたいものです。

 

 

松田洋子写真事務所

松田洋子写真

 

このたび「松田洋子写真事務所」を開設する運びとなりました。

 

8年前に、写真の楽しさをたくさんの人に伝えたい、という思いがあり

「まとりかりあ写真教室横浜」を立ち上げました。

 

そしてこの8年の間に、私が写真の楽しさを伝えているつもりだったのですが、

実は教室に来てくださった生徒のみなさまから、写真を真摯に学ぶ気持ちを教えて頂けたように思います。

誰かに教えることは、自分の学びにつながることを身をもって感じた8年です。

 

事務所を立ち上げるきっかけは、

昨年から写真家・松田洋子として、カメラメーカーギャラリーでの展示や、雑誌掲載などのお仕事を

いただくようになったこと。今でも「写真家」と名乗っていいのか?と葛藤があるのは否めませんが、自己紹介するときに

教室の講師、というよりもやはり、写真家です、と伝えたほうが話が早いのですね笑

 

メーカーさんや編集社さんも、写真家の松田さん、のほうが話がしやすいみたいですので、

そんな感じのノリですが、思い切って立ち上げることにしました。

 

実は写真家・松田洋子としての活動はずいぶん前から行っていて、

2015年からは一人でコツコツと作品作りを続け発表しています。初めの個展は

「一人グループ展」みたいに、気に入った写真を並べ立ててしまい、今思うととんでもない写真展を

してしまった、と顔から火が出そうな思い出がよみがえります。まあ、そんな経験も今役立っているのかもしれませんね。

生徒のみなさんにも、こんな私の恥ずかしい経験が少しでも役に立ったら、ということでお話しています。

 

人生何事も経験だ、ということで、残り少ない人生を悔いなく過ごすため

「松田洋子写真事務所」を始めます。みなさま、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

 

 

 

万里橋

万里橋 松田洋子写真

 

また古巣に戻ることになった。

写真教室を始めたばかりの、あのワクワクしていた気持ちがほんの少しだけ思い出された。

 

あの時と違うのは、写真家の意識が芽生えてきたこと。写真の楽しさと奥深さがようやくわかってきた気がする。

 

写真教室の講師は続けながらも、

写真家として自分と向き合う時間を作っていきたい。

 

謎の筋肉痛

 

5/7(木)からリコーイメージングスクエア大阪で

松田洋子写真展が始まります。ただ、コロナウイルスの影響があるので

様子を見ているところです。しかしそうは言っても大阪へ作品を送りいつでもスタンバイOKにしておきたいので

ただいませっせとプリント、額装などの準備をしています。

 

昨年開催した「風になって、光になって」は初めての大舞台だったので

プリント、額装はすべてプロラボ・イーストウエストにお願いしましたが、

今回は期間がまじかに迫っているため、すべて自分の手作業で準備をしています。

 

大活躍してくれている、A2サイズまでプリントできるCanonPRO-1000が
フル稼働です。パソコンをつい最近iMacからMacminiに買い替えたため連動がうまくいかず

苦労しましたが、やっとこさ意思の疎通ができ始めて、すいすいとプリントが進んできました。

 

問題はプリントの裏打ちシートのカッティング。

マットの窓サイズにカットするのは、かなりの力技がいるので

手とか腰とか、首とか、なんでこんなところが痛いの~?という謎の筋肉痛を

抱えながら、いよいよ最後の額装作業に入るところです。

 

それにしても、写真展までの作業がまた楽しいですね~
写真展はゴールで、それまでの過程が重要なのだと感じます。

 

 

変化

松田洋子写真

 

ここ数か月で世の中も、そして自分自身も大きな変化の波が来ています。

この波に乗るべく、今は着々と準備中。

 

当たり前だと思っていることを、今一度見直す時期が来てるように思います。

 

新宿が好きな理由

松田洋子写真 GR

 

それまでは、雑多なイメージだった新宿の街。

昨年、リコーイメージングスクエア新宿で2週間の個展期間中、

毎日朝から通った道に愛着を覚えた。

 

その理由は、いろいろな人種が集まって、それぞれが抱える寂しさを癒すかのような

どこか人の野暮ったい香りがするような気がするから。

 

そうなると、ツンとお澄まししているような銀座ってどうなのだろう?

それはそれでまた、好きな街のひとつなのだが。

 

さて、前置きが長くなりましたが、

4月16日(木)~27日(月)まで、そんな新宿で松田洋子写真展を開催します。

 

まだ詳細が固まっていませんが、決まり次第お知らせいたします。

 

今回は自分でプリント、額装まですべて行う予定、髪を振り乱して作業に

取り掛かっております笑

 

コロナウイルスの影響がありますが、どうぞご無理のないように

お近くに来られた際にはご来場くださいませ。

 

 

【御礼】写真展が終了しました

 

横浜桜木町・大貫カメラ2階、ギャラリーfocuspointで開催しました

松田洋子写真展「風になって、光になって」、8日間の会期が終了いたしました。

 

コロナウイルスの影響で外出を控える方が多い中で、たくさんの皆様にご来場いただきましたこと、

この場を借りてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

 

また、大貫カメラの大貫社長ご夫妻、持塚店長からの多大なるサポートを

いただき本当に有難く思っております。

 

さて、この写真展は

2019年の春にはリコーイメージングスクエア新宿で、

夏にはリコーイメージングスクエア大阪、

そして今回、3回目の展示は大貫カメラ2階のFocusPointギャラリーと

約1500人の皆様にご覧いただくことができました。

 

個展は5回目でしたが、

このような大きな写真展は初めてでしたので、何から手を付けていいのか全くわからず

ただおろおろするばかりでした。

 

そんな時、リコーイメージング佐々木様、イーストウエスト森様、千代田先生など

たくさんの皆様のサポートでこのように展示できたのだなあ、としみじみ実感しています。

展示が終わったあと、改めて一人ではできなかったことを実感しています。

 

ご来場くださった皆様からのご感想の多くは

「懐かしい気持ちになることができた」

「温かい気持ちになれた」

「優しい写真に癒されました」

 

などなど、嬉しいご感想をたくさん頂戴できました。

小さなお子様からは、

「なんだか泣きそうになるね」

 

という愛らしいご感想も。

 

最終日にご来場くださった、Leica愛好家の男性の方からは

大変心に残る言葉を頂戴しました。それは、

 

「松田さんのような「たゆとう写真」は僕には撮れないな」

 

というご感想でした。

「たゆとう」という言葉を辞書ですぐに引くと、

 

「流されるままの状態であること、ただようこと」

 

そうか。確かにこれらの写真を撮影していたときは、

たゆとう状態だった自分だった、と、

自分自身の気持ちに気付かせてもらえた言葉でした。

 

さて、次の写真展のテーマはどうしましょうか?

いくつか構想が固まっていますが、もう少し前衛的な作品にも

チャレンジしたいところです。特にモノクロ作品にも取り掛かりたいですね。

 

写真は自分の心を写す鏡ですから、

写真展を通して、自分と向き合う旅をこれからも続けていきたい、そう思います。

 

写真家

松田洋子

 

 

(撮影 写真家・三橋康弘様)

 

松田洋子写真

写真展が始まりました

松田洋子 写真

 

松田洋子写真展

「風になって、光になって」

連日多くの方にお越しいただいています。

 

リコーイメージングスクエア新宿、大阪での展示の際は、

ペンタックスリコーのカメラファンのお客様が多かったのですが、

 

今回は大貫カメラのお客様、特にLeicaをお持ちになられてこられる

お客様が多いなあ、といった印象です。

 

もうひとつ印象的なのは、

「自分らしい写真を撮るにはどうしたらいいですか?」

というご質問がとても多いこと。今日も朝11時オープンと同時に

そのようなお悩みを持たれたお客様がお越しくださいました。

 

私自身、展示している写真が「自分らしい」と意識はしていないのですが

ご覧くださる皆さまからは、自分らしく表現しているようなイメージを

持っていただいているのですね。

 

写真展は3/1(日)まで続きます。ほぼ終日おりますが、

2/26(水)のみ15:00~在廊です。

 

よろしくお願いいたします。

 

「風になって、光になって」

横浜桜木町 大貫カメラ2階 galleryFocusPoint

~3/1(日)まで開催

 

 

開催します

松田洋子 写真

(写真は大貫カメラ様よりお借りしました)

 

カメラと映像のイベント、シーピープラスが中止になりました。

毎年7万人が訪れる大イベントの中止には本当に驚き、また残念に思いますが

コロナウイルスの影響を考えると正しい選択だったと思います。

 

私もフォトウィークエンドというコーナーを担当する予定でしたが、

また来年お声がかかったら全力で努めたい、と思っています。

 

さて、いよいよ2/23(土)から

大貫カメラ2階のギャラリーフォーカスポイント
(クリックするとアクセスマップにリンクします)

松田洋子写真展「風になって、光になって」は予定通り開催します。

(1階の路面店、大貫カメラをめざしていらしてくださいね)

 

リコーイメージングスクエア新宿、大阪で展示した作品の一部が

違う会場でまた展示できることは嬉しい限りです。

 

今回はかなり配置を変え、ステイトメントも考え直しました。

 

というより、写真を見る時期が違うとまったく違ったイメージが浮かぶので

今の思いを写真と文字に組み直したわけです。

 

会場で皆様にお会いできるのを楽しみにお待ちしています。

 

在廊日時

 

ほぼ終日在廊予定です。 

2/26(水)のみ15:00-18:00

 

 

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写真と父のこと

 

89歳の父が他界しました。

横浜生まれ、横浜育ち、生粋のハマッコだった父は、進駐軍のアメリカ人から影響を受けて、

アメリカナイズ?された洋服やタンゴ、洋風の食べ物を好んでいました。

いつも胸のポケットにはハンカチを入れていたのは、そのせいなのかもしれません。

入院中パジャマの胸ポケットにいつも入れていたハンカチは、看護師の皆さんから珍しがられていましたっけ。

 

葬儀が終わった日、母がタンスの奥から父の写真を持ち出してきました。

その中の1枚は、ハイカラ、という言葉がぴったりの、まるであつらえたようなずっしりとしたコートを着た青年の父でした。

 

母は横浜の観光名所、山下公園近くの日本大通で撮影したものだと聞いた、と言っていましたが

どうも違うような気がして、父が撮影した場所を探すため開港記念会館のガイドさん、開港資料館の学芸員さんにアドバイスをもらい

ようやくその場所を突き止めました。

 

その場所がわかったとき、やっと父に近づけたような気がしたのです。

 

いつも目の前にいるのに、なぜだか他人のように遠く感じていた父でしたが、亡くなってから父の軌跡を

たどることで近くに感じるなんて本当に不思議です。

 

まさに1枚の写真がきっかけになったわけです。

 

大切な1枚はプリントして後世に残していかなければいけない、

今後はそのことも世の中に伝えていきたいと思います。

 

松田洋子 写真

想い

 

今年初めての撮影会のあと、生徒さんとスイーツでお疲れ様会。

みんなの写真への熱い想いとか、真摯な想いを聞けてがぜんやる気が湧いてきた。

 

自分しか撮れない写真で自己表現していこうよ!

みんなと同じ、とか、みんなから褒められる写真じゃなくて、

 

私ってこんなこと思っているんだよ、って表現する写真を目指していこうよ、って。

 

目標

 

2020年という縁起の良い数字の並び年

さて、今年はどのような1年になるのでしょうか?

いや、どのような1年にしましょうか?

 

冬休みは年明けの講座企画で終わってしまったので、

これから考え、手帖に記そうと思います。

 

 

2019年をふりかえって

松田洋子 写真

 

 

2019年もあとわずか。

この1年を振り返り、一番記憶に残ることといえば、

やはりリコーイメージングスクエア新宿、そして大阪での個展です。

 

メーカーギャラリーへの初応募で、いきなりギャラリー1と2を任されるという

前代未聞の展示だったため、ご来場くださる方の期待を裏切らないか、

はたまた、私の心象風景がご来場くださる方に理解していただけるのか、など

考えれば考えるほどプレッシャーが大きくなるばかりでした。

 

そんな中、千代田先生、そしてイーストウエスト森さんには、足を向けて寝られないほどの

応援とサポートをいただき、さらにはリコーイメージング佐々木さん、角田さん、

写真教室のスタッフ、生徒の皆さんの強力な応援のおかげで無事に大舞台を終えることができました。

 

最終日にご来場くださった先生の顔を見たとき、思わず涙が出そうになりましたっけ。

今思うと顔から火が出そうな思い出です笑

 

さて、この展示を境に、写真で自己表現をすることにもっと真剣に向き合いたい、と思うようになりました。

 

ほかの作家さんはどのような表現をされているのか、

写真はもちろん、キャプション、ステイトメント、額装、レイアウトについてどのような

こだわりを持って展示されているのか、を、意識して見るようになりました。

 

その中で、2019年に一番鮮明な記憶に残った展示は、

やはり千代田先生の展示です。

 

「幾へにもーふたつの旅ひとつの物語」
「MOTORROCK-KS 2013-2019」

(千代田先生のHPはこちらをクリック★★★

 

見る人をそっとご自身の世界に招待してくださるような、優しくそして芯のある世界観は

まさに千代田先生のお人柄そのものが出ているように感じました。

写真は作者が鏡のように表現されるもの、なのです。

 

ということは、自分自身に置き換えてみたとき、写真に深みを持たせそして表現力の幅を広げるには

写真の技法を学ぶだけではなく、視野を広げるための人生経験が必要になるわけです。

 

そのためには、2020年は「写真を撮りに行く時間」、そして「プリントする時間」を確保しながら

人生経験を豊かにする活動をしていきたい、そう決意をした年の暮れなのでした。

 

 

内側

松田洋子写真

 

写真の世界が内輪だけで盛り上がるんじゃなくて

もっとたくさんの人に広がるといいのになあ、と思う今日このごろ。

 

内側に向きすぎでしょ!!怒

 

 

受け継がれるヨコハマ

みなとみらい 松田洋子 写真

 

銀座で開催予定だった個展を延期したことを書きましたが、

ヨコハマ野毛大貫カメラのギャラリー、focuspointで個展を急遽開催することになりました。

また詳しいことが決まり次第、HPでご案内します。

 

ギャラリーではこの春にリコーイメージングで開催した、「風になって、光になって」を

再展示します。ということで、急遽、大貫カメラへ打ち合わせに。


打ち合わせ終了後、ちょっと足を伸ばして、最近できたハンマーヘッドという桟橋へ。

ヨコハマも日々進化しています。本当にここ数年で景色が変わってしまった。

 

 

私事なのですが、現在父の具合が思わしくなく予断を許さない状況です。もう88歳という高齢なので

できるだけ安らかな時間を過ごさせてあげたいと思っているところです。

 

氷川丸とほぼ同年代の父は、ヨコハマ生まれ、ヨコハマ育ち。

 

実家に帰るたびに話してくれたヨコハマの思い出は、

父が中学生のころ、元町の商店街には「だるまストーブ」のお店があって、鎌倉から役人が

買いに来ていた話とか、

 

フランス人のドゥフォークさんのお宅がある山手の丘(現在の山手西洋館のある辺り)に、

家族で行った話とか、好きなタンゴの曲をレコードで聞いて楽しむような、そんな父でした。

 

外国人と交流があった父の影響で、当時は珍しかったハーシーズの板チョコレートや、海外のお菓子を

いただいてワクワクしながら食べたのを覚えています。

 

 

そんな父は、70代に入院したときは外国の人と英語で楽しそうに話していることもありましたが、

最近はすっかり体力も落ちてしまいました。

 

もっと横浜の話を聞いておくべきだった、と今更後悔していますが、

次は私たちの世代が、これからのヨコハマを盛り上げていく時代が来たのかもしれません。

 

 

偶然の出会い

 

共通の知人に偶然会った。
すぐ隣で「ユージン・スミスって写真家、知ってる?」と

話声が聞こえてきたので、振り返ってみると
その方はユージン・スミスのアシスタントをされていた

写真家・石川武志さんだった。


今年亡くなった知人と会話した際、

「石川っていう写真家の友人がいるから、今度紹介するね」という

言葉が急に思い浮かんで、
石川さんにその話をするととても驚かれていた。

 

亡くなった知人を偲んだあと、またどこかでお会いしましょう!

と固い握手を交わしてお別れした。


この出会いはきっと、知人が天国からセッティングして

くれたに違いない!そんな風に思っている。

 

松田洋子写真

前向きな遺伝

 

入院中の父の様子を聞くため母に電話をすると

いつも前向きな回答に驚かされる。80代とは思えないほど物覚えがよく、計算も早い。

 

父が退院したあとのことも綿密に計画を立てていて、私がアドバイスをする余地がないほど。

 

よく、「松田さんはいつも前向きだし、行動力があるのですね」

と言われるのだが、この母にして私あり、なのだと思う。

 

ここ最近、生徒さんの中でも、ご両親の介護で写真を続けられなくなる方も

多い中で、恵まれた環境にいることに感謝する日々。

 

 

松田洋子 写真

ノスタルジーの原点

 

子供の頃、横浜の磯子という町に住んでいたとき、

縁側のある古い木造の家だったことを思い出した。木戸を開けた先には、玄関があり

今では珍しい引き戸で、ねじ式のカギがついていた。

 

そんな記憶を蘇らせてくれたのは、写真の場所、鎌倉古民家スタジオイシワタリ。

 

数年前にイベントを開催させてもらってからのお付き合い、家主の写真家・福井隆也さんにばったりお会いしたので

ひさしぶりにお邪魔した。いつ来ても温かい場所だなあ、もちろん、福井さんご夫妻も!

 

私のノスタルジー写真の原点はここにあるのかもしれない、と

写真展の題材手帳に書き留めた秋の1日。

 

 

自分と写真

 

新規の生徒さんが入会されたのをきっかけに、

いつもの講座でもういちど、私の写真への想いをお話してみた。

 

写真には自分の性格とか、想いが写っていると思う。

 

背伸びしている自分も、気弱な自分も、繊細な自分も。

いじわるな自分も、優しい自分も。

人に認められたい自分もすべて。

 

話は飛ぶけれど、亡くなった版画家のNさんが、

「シャッターを押したのは自分、最後まで責任を持つんだよ」

 

と、お話してくれたことが今でも忘れられない。

 

写真を撮ったあと、少し塩漬けしてからもう一度見て見ると、

客観的に見ることができる。写真から、自分が気付かなかった自分が見えてくる。

 

だから写真って面白い。

そんな楽しさもあることを、もっとたくさんの人に伝えられたらいいな。

 

 

 

 

第2弾撮影会

 

今年の2019年6月に、カメラメーカー・ペンタックスリコーフォトスクール主催の

撮影会が行われ、12名様満席になり盛況のうちに終了しました。

 

男性の方も交えた撮影会はほとんど行っていないので

私の写真がご理解いただけるのかな?、と心配でしたが、そんな心配は全く無用、

皆さんが興味深く質問してくださったのが嬉しくもあり印象的でした。

 

11月30日には第2弾をヨコハマで開催します。

こちらは残念ながら15名様の定員が満席となってしまいましたが、キャンセル待ちを受付中です。

 

参加を予定されている方の中には急なご用事が入られる方もいらっしゃるので、

もしかしたら・・・という場合もあります。ご興味のある方はお申込みをされてみてください。

 

ペンタックスリコーフォトスクール

松田洋子撮影会 お申し込みページはこちら

 

年明けには写真教室主催の単発写真講座を開催する予定です。

こちらも決まりましたらこのHP,まとりかりあ写真教室横浜のHPでも

告知します。

 

宣伝ばかりですみませんが、皆様にお会いできるのを楽しみにしています!

 

 

雨のしずく 松田洋子写真

写真と歴史

 

今年も残り2か月と少し。

 

時間の速さに驚きながらも、もう少しゆとりを持った時間の過ごし方が

できないだろうか、と反省しているところ。

 

10月後半になり、少しだけひとりの時間が持てるようになってきた。

唯一のんびりできるのは年末年始かな~

 

今いちばんやりたいことは、南フランスと横浜の歴史を勉強すること。

撮影している場所の歴史を知ることで、もっと奥深い1枚が撮れそうな気がするので。

 

その他にも今年訪れた撮影地も勉強したい。

 

 

帰国していろいろ

 

南フランス撮影ツアーから戻り、すっかり松田洋子HPブログが

放置状態になっていました。

 

夢のような南フランスの旅から戻り、日本の寒暖の差に負けて風邪をひいた

状態で、主宰する写真教室のグループ展に突入。

 

今日でそれも終わり、明日からまた通常の毎日が戻ってきます。

 

日本に戻ってから現実の日々に追われる中でも、あの夢のような時間を思い出しながら

また来年も行く計画を立て始めています。

本当に素晴らしい場所、私のライフワークがまた一つ増えたようで嬉しい!

 

フランスの写真をさっそくフォトブックにまとめ、
今週仕事先の編集者に持ち込む予定ですが、さてどうなりますか?

 

 

 

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南フランスへ

 

2015年冬にドイツへ撮影に行きました。

今回は久しぶりの海外撮影の旅に南フランスへ向かいます。

 

5年前、偶然知り合った旅好き、写真好きのおじさまから

「生きているうちに一度は行ったほうがいいよ!」と、勧められたのが

南フランスでした。それから構想5年、やっと実現にこぎつけた旅です。

 

南フランスで必ず撮りたい被写体があるのですが、

さて、出会えるのだろうか?

 

まあ、出会えなくてもそれはそれで楽しい旅になりそうです。

 

南フランスへ撮影に 松田洋子写真

写真誌に掲載

 

9月17日(火)発売の写真誌「写真ライフ」に、

松田洋子の記事と写真が掲載されました。→こちらで詳細をご覧ください

 

実は掲載は今回で3度目、

最初はカメラ雑誌主催の撮影会に参加した際、窓の写真を掲載していただきました。

(このころから窓を撮るのが好きだった!今でも変わりないのが不思議)

 

2回目は横浜の地域紙に掲載、

取材に来てくださったライターさんが教室に通ってくださったり、

カメラマンのOさんとは今でもポートレートを撮影していただいたりと

嬉しいご縁がつながっています。

 

そして今回は、春に開催した個展にふらっと訪問してくださった

元編集長から声をかけていただき、掲載が決まりました。

 

通常だと知名度のある写真家さんが起用されることが

通例のように感じています。(あくまでも私個人の意見です)

 

私のように細々と自分の作品を発表し続けている写真家を

起用してくださるのはまれのようなのです。嬉しいですね。

 

さて、掲載後、皆様からどのような感想がいただけるのかが楽しみ

 

しかし、南フランス撮影会まであと1週間ほど。

なーんにも準備ができていません。帰ってきたらグループ展も待っています。

 

毎日のウォーキングで体力づくりに励んでいます。

 

 

 

 

次のステージへ

松田洋子 写真

 

銀座から横浜に戻る京浜急行から、天使のはしごが見えたので

カバンの中のRICOHーGRで。

お隣の人からは、

「コンパクトデジカメで何枚も撮影するこの女性って、なに?」と、

不思議がられていたかも。

 

実は今週はいろいろな展開があり、もう一度自分の方向性を改める出来事がありました。

背伸びしたり、他人のために頑張ったりして自分をおきざりにしていると

いつか強制終了が起こることを今までの人生で何度も経験しているので、

その予兆だったな、と、冷静に受け止めています。

 

全く落ち込んでいる暇はなくて、次のステージに向かう準備が見えてきました。

 

さて、秋のグループ展の準備に向けて、そろそろ本格的に動かないと。

 

 

 

大阪写真展、終了しました。


 

松田洋子写真展

「風になって、光になって」

大阪の展示が本日終了しました。ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。

この場を借りてお礼を申し上げます。

 

4月末~5月初めにかけて、リコーイメージングスクエア新宿で、

8月25日から9月9日まで、リコーイメージングスクエア大阪で

合計1か月にわたる長い期間、作品を展示していただけて本当に嬉しくて、夢のような時間でした。

 

写真を始めて間もないころ、大きな会場で大きな写真を飾ってみたい、と

夢みたいなことを言って仲間たちに笑われたのを覚えています。

 

夢って言ってみるものですね!

 

作品たちはもうすぐアトリエに戻ってきた後、数点がお嫁入りします。

いろいろな方に見てもらえて作品も私も幸せだなあ!!

 

 

そして早速ですが、次回の個展は

2020年3月末に、東京銀座・奥野ビルで開催予定です。

 

これから目標に向かってまたスタートします!

 

 

ギャラリートーク開催しました

 

松田洋子写真展「風になって、光になって」

リコーイメージングスクエア大阪で開催中です。

8/31(土)~9/1(日)と在廊し、31日はギャラリートークを行いました。

 

写真講座でお話をすることはあっても、自分の写真について

お話をしたのはこれが初めて。

 

なにをどうお伝えしたらいいのか、お客様は何をお聞きになりたいのかな?と、

想像しながらおしゃべりしました。

 

支店長の狩野さんが助け船を出してくださり、30分ほどのトークが終了

 

レンズにフィルターを付けているのですか?とか、

絞りはいくつくらいでしょうか?

どんな気持ちで撮影されているのですか?などなど、

撮っている自分からすると、当たり前のことですがお客様からは不思議に

見えるのだなあ、と勉強になりました。

 

9月17日発売「写真ライフ」でも、私の写真の撮り方について

6ページにわたり解説していますので、こちらもよろしければご覧くださると

解明できるかも?(* ´艸`)

 

とにかく、初めての大阪、初めてのギャラリートークは本当に楽しかった!!

有意義な時間でした。

 

 

8/31(土)ギャラリートーク開催

 

8/28(水)からリコーイメージングスクエア大阪で

松田洋子写真展「風になって、光になって」を開催します。

 

8/31(土)15:00より、ギャラリートークを開催いたします、

撮影したときの気持ちや、タイトル秘話についてなどなど、裏話もお話しようと思っています。

 

なお、8/31(土)、9/1(日)は終日ギャラリーにおります、

どうぞお気軽にお声掛けください!

 

大阪の会場でお会いできるのを楽しみにお待ちしています!!

 

空白のとき

 

あと1週間で大阪の個展が始まる。作品はすでに大阪に到着し、発表の場を待っている段階だ。

 

つい先日、新宿での個展開催まで伴走してくれたM氏に電話をしたところ、

「ノスタルジー以外の写真もそろそろ発表してみたらどうか?」とのアドバイス。

 

自分自身、ノスタルジーを意識して撮っているわけではないのだが、

写真家としていろいろな写真を撮れたら楽しいだろうな、と思い始めた。

 

そんな時、なぜか昔撮った写真を見たくなって、5年前のハードディスクを覗いてみた。

 

思えばこのころは、主宰する写真教室で一度にたくさんの生徒さんが退会したり、

バッシングもあってかなりへこんでいたころ。

 

全くと言っていいほど、写真作品のデータが残っていなかった。

残っているのは、写真教室の講座の様子だけ。

 

写真は心が安定していないと撮れないものだよね、と、日ごろ生徒さんに

話しているが、このころの私がまさに心が不安定な時期だったのだ。

 

しかし、4年前くらいから少しづつ作品を撮り始めていたようで、

そんな中から今日の1枚を選んでみた。

 

来年3月の個展作品は、以前の作品を見直して選んでみようかな。

 

 

空白の時があったからこそ、今がある。

 

そう思えるようになったのは、成長できた証だよ!と、

たまには自分を褒めたい気分になった、残炎のひととき。

 

松田洋子写真

偶成

 

お盆休み中は毎月の体メンテナンスや美容院など細切れながらも自由時間を楽しんだり、

海外からの一時帰国された生徒さんマンツーマンレッスンや

28日(水)~大阪で始まる個展作品の発送準備を完了させたり、

秋からの写真教室のカリキュラム再構築など盛りだくさんだった。

 

最終日にやっと音楽がゆっくり聴ける時間が持てたので、

マイブームの宮本浩次の曲をダウンロードして聞き返している。

 

彼の歌声、曲を聴いていると、何か懐かしさを感じずにはいられない。

心からの歌声のように感じるのは私だけだろうか?

 

彼の誌の中で「偶成」という言葉が出てくるのだが、

中国の朱子の詩のタイトルから引用されたそう。この偶成の意味は、

ふとできあがる作品のことを意味するらしい。

 

写真も「決め決めの1枚」ではなく、偶成でありたいものだが・・・

 

さて、明日から通常の写真教室のレッスンが始まる。

そして大阪の個展、9月中旬には写真ライフに作品掲載、

9月末はいよいよ南フランス撮影に突入。

戻ってきたらすぐ、グループ展と、また俊足で時間が過ぎていきそうだ。

 

 

もう一度見たい写真展

佐藤聡写真展
jamphotogyallery

 

先生と銀座で打ち合わせのあと、いつも楽しみにしているギャラリー巡りへ。
この日は何件か回る予定だったが暑すぎて断念。的を絞って巡ることに。

 

3件回った中で、これは素敵!と思える展示に出会えた。

 

佐藤聡写真展「SHADOWS AFTER DARK」

~8/18(日)まで(月曜休み)

東京目黒JAM PHOTO GALLERY

 

このギャラリーはいつ行ってもヒットする作品が多いので、

もともと私の好みの傾向なのかもしれない。

 

写真のセレクト、並び順、緩急、間合い、すべてが練られていた。

ギャラリーの空間との割合もぴったり!

 

もう一度見たい写真展に出会えた極暑の1日でした。

 

 

ギャラリーのすぐそばを流れる目黒川で。

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原点に戻って

 

カメラを始めたばかりの十数年前は、今のように撮影のために出かける勇気がなく、

もっぱら自宅近くの公園が中心だった。

そのころの私が9月に南フランスツアーに行くことを聞いたらびっくりするだろうな~

 

7月末から写真教室の仕事でしばらく自宅にこもり作業をしていたので、

それでは近所の公園に行ってみるか、ということで足を運んでみた。

 

そこで撮影した写真を見たとき、十数年前の写真からさほど変わっていないことに気付いた。

なんて進歩がないのだろうか・・・

 

当時持っていたカメラではイメージに近い写真を撮るのに苦労したけれど、

満足のいくカメラ、レンズを手にした今、あとは自分の腕次第。

 

秋のグループ写真展、そして来年3月の個展に向けて

もう一度原点に戻って撮影をしていこうと思う。

 

 

松田洋子写真

(追記)Pressページを追加しました

 

ホームページに「Press」ページを追加しました。

 

早速お知らせです。

2019年8月2日(金)よりPENTAX Limited Lens SPECIAL SITEページに

写真と文章が掲載されております、よろしければご覧ください。

 

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オールドレンズ愛

オールドレンズ
撮影・持塚店長

 

松田洋子写真展「Whisper 」開催中の、横浜野毛・大貫カメラへ。

今年の春から数か月にわたり作品展示されています。

久しぶりに見ると、前回見たときとは違ったイメージがするんですね、

写真って不思議です。

 

この日はいつも応援してくださる持塚店長と打ち合わせのため

久しぶりにお店に訪問。

 

「松田先生、そして教室の生徒さん向けのレンズがありますよ!」

と、棚の奥のほうから何本か秘蔵レンズを出してくれました。

(棚の奥に仕舞われているがミソ(* ´艸`))

 

特にミノルタ製のオールドレンズは心をくすぐられましたが、

今日はぐっとこらえて帰宅。

 

松田、またはまとりかりあのブログを見て来ました、

と言っていただければ、秘蔵オールドレンズを見せてくれますよ!

お値段もリーズナブルです。

 

レンズを買うときは、どのような作品を撮りたいのか、をゴールにしてから

でないと、完全にレンズ沼にはまりますからご注意を。

 

流行っているから、

みんながぐるぐるボケを撮っているから、

 

だと、

何本あっても物足りなくなってくる可能性大です。

 

自然の光

自然の光

 

長い長い雨のあと、久しぶりの晴れ間の中シャッターを押し続けてきました。

自然の光は心も体も元気にしてくれます。

 

雨のせいなのか気圧のせいなのか、どうも気分が落ち込み気味(そんな風にはまったく見えないらしいが)

やっと放置していた山積みの課題に取り組めそうです。

 

子供の頃にかえって

 

写真教室の生徒さんとの会話で、

「子供のころに見た、野原にキラキラと光る雨粒が忘れられなくて、

いつか写真を撮れたらいいな」

 

それを聞いてハッとした。

 

カメラが使えるようになると

シャッターを押せばなんでも撮れるようになるけれど、

 

自分が純粋に心を動かされた被写体や情景なのだろうか?

 

10年前にカメラを始めたときは、ただただ目の前の美しい景色が

撮れただけでうれしかった。

 

そのうち、人からどのように見えるのだろうか、とか、

受ける写真を考え始めるようになった、

 

心が打ちひしがれたときは、必死でそれを隠すかのように

力の入った痛い写真ばかりになったこともあった。

 

ここ最近、自分の心に素直に生きて行こう、というお告げみたいな

メッセージがやけに耳に入ってくる。

 

そろそろ自分の鎧を脱ぎ捨てて、子供の頃にかえって

自由に素直に生きていきましょうか(笑)

 

 

 

雨の美術館

クリムトの絵

 

国立新美術館で開催中の

「ウィーン・モダン クリムト、シーレ世紀末への道」
を鑑賞。

 

一番の目的は、エゴンシーレの絵。

 

情熱をキャンバスに書きなぐっているような、

かと思うと、デッサンは繊細な柔らかい線

 

彼の繊細な部分と、気性の激しさが作品から伝わってくるようだ。

 

クリムトの色使いも繊細で素敵だった。

 

秋のフランスまで今年は旅行計画がないので

この夏休みは美術館巡りをしようかな。

 

 

カフェから雨の庭を1枚

 

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憎いやつ

 

Leicaを片手に氷川丸へ。

最短撮影距離が70センチの憎いやつ、そう簡単には撮影させてくれません。

summaritの特徴が生かせる位置を探った2時間でした。

 

さて、今月は次の目標に向かって動き出します。

滞っていた案件の結果が出て、一気にいろいろなことが動き出しそうな7月

 

私ってほんとにマグロみたいだなあ(* ´艸`)

じっとしていられない性分です。

 

海辺の町で

 

お世話になったNさんにお礼を伝えるため、ご自宅のある神奈川県葉山町へ。

 

アトリエをご本人から写真で見せていただいたことがあり、

いつもジャズを聴きながら作品を制作している、と伺っていたので

きっと素敵なお宅なんだろうな、と想像していましたがやはりその通り。

 

天井の高いリビングには、古い和家具が置かれ、

木の床の香りが部屋全体に行きわたる空間が何とも素敵、

 

きっとこの素敵なリビングでも、作品創りをされていたに違いありません。

 

奥様が出してくださったお茶菓子のお皿は、

フラットなつやのある白い陶器で、グラスの透き通った赤い色と対照的です。

 

壁にはご家族の写真が飾られていて、そのフレームは歴史を感じさせる燻された金色、

それはまるでご家族の思い出がそこに大切に仕舞われているように感じました。

 

 

帰る前にもう一度お写真の前でお別れをしました。

 

お会いしてたった3年でしたが、

たくさんの写真のこと、言葉のことを教えていただき、Nさんの楽しい仲間に

加えていただいたことに感謝の気持ちを伝えました。

 

「僕にはたくさんの写真家の仲間がいて、これからは松田さんもその仲間」

 

まだ写真家と名乗れる自信がなかったころに、

Nさんから嬉しいお手紙をいただいたことを、このブログを書いている途中

ふと思い出していました。

 

Nさん、本当に今までありがとうございました。

そしてお疲れ様でした。

 

 

 

写真は横須賀海上自衛隊地区

帰り道に偶然迷い込んだので記念に1枚

フォトスクール講師を担当しました

 

ペンタックスリコーフォトスクールで講師を担当しました。

 

お足もとの悪い中、たくさんの皆様にご参加いただき本当にありがとうございました。

キャンセル待ちの方も、また機会がございましたらぜひご参加ください!

日頃は女性限定写真教室を主宰していますので、

今日は男性の方にも多くご参加いただき少々緊張しつつも、

皆様と一緒になって雨の山手西洋館を楽しみながら撮影してきました。

 

写真教室の一講師としてではなく、

 

写真家・松田洋子としての講座は今回が初めてでしたので

なんとなくくすぐったいような、照れくさいような気持ちでした。

 

最後の1枚はペンタックスリコーフォトスクール事務局の角田さんです。

 

皆様、今日はお疲れさまでした。そしてご参加ありがとうございました!

次は氷川丸撮影会でお会いできたらいいですね(* ´艸`)

 

 

高原の旅 4回目はサバイバル

 

今年開催した松田洋子写真展「風になって、光になって」でも

登場した高原へ。昨年の9月以来久しぶりの旅でした。

 

今回は娘も同行しサバイバルな旅に。

 

滝を見ようと行ってみたものの、道らしい道が進むにつれて無くなり、

最後は足場が不安定な石の上を必死で伝いようやく到着!

轟音とともに流れる水からは、マイナスイオンがたっぷりと感じられました。

なんだか娘と二人、自然の力で浄化してもらったような気分です。

 

サバイバル旅行はまだまだ続きます、

第二弾は高原からの風景をアップします。

 

取捨の人

 

お世話になった作家Nさんが先日亡くなった。

 

つい先日お会いしたばかりなのに・・・

体調が悪いので入院してきます、と書かれたメールが

最後の便りになってしまった。

 

毎年開催されていたNさんの個展の案内ハガキは、

毎回ウィットに富んでいて、心がぐっと惹かれるおしゃれな、そして

短いメッセージが刻まれ、それをいつも楽しみにしていた。

 

版画作品とタイトルはいつも絶妙で、

作品を見た人のそれぞれの心の中にある記憶を呼び覚ましてくれるようなものだと感じていたが、

もうそれも見られないと思うと本当に残念でならない。

 

生きているうちに精一杯、悔いのないように写真で表現をしておこう、と
そう思う梅雨寒の一日だった。

 

 

一番右がN氏の作品「取捨の人」

取捨の人
取捨の人

はい、その通りです!

 

所属している写真協会のパーティーに参加した。

来場者の多くは、カメラ、またはカメラ周りの機器メーカー社員の方たちだったが、

その中に写真家がまぎれているとすぐにわかる。

 

背広姿の中に、

おしゃれハットをかぶっている人とか、

派手なジャケットを羽織っていたりとかしたらすぐわかるものだ。

 

私はあえて、紺ジャケットを着て目立たないようにしていったけど。

 

この日は女性写真家の草分けでもある

織作峰子さんが来場されていて、

その美しさと物腰の柔らかさにしばらく見とれてしまった・・・

そして声をかけていただいて、緊張のあまり

口ごもってしまった・・・恥ずかしい・・

 

 

印象的だったのは、野菜を撮り続けているという

若くて可愛らしい女性写真家さんとお話をしたこと。

 

「松田さんは何を撮っているのですか?」との質問に、

ああ、またこの質問か・・・なんて答えたらいいのかな、と思った。

 

いつもこの質問で悩まされているのだが、

風景、とか、大自然、とか、海、とか人とか・・・

わかりやすい答えを求められているのはわかる。

 

わかるけど、でも一括りでは説明できないのよ、私の写真って。

 

あ、そういえば先日作った個展の写真集があったではないか!

 

すかさず彼女に写真集をお見せしたところ、

「追憶を撮影されているのですね」

 

はい、その通りです!よかった、写真集を持っていって。

 

これからは名刺とともに

写真集も持ち歩こうと決めた、梅雨前の一日でした。

 

飛行機
鉄分多めの被写体に変更か?愛媛に向かう上空で

初秋に大阪でも個展を開催!

 

リコーイメージングスクエア新宿で開催しました

松田洋子写真展「風になって、光になって」が大阪でも展示されることになりました。

 

8月28日(水)〜9月8日(月)

リコーイメージングスクエア大阪にて行います。

 

大阪や近郊の皆様にもご覧いただけるのを楽しみにしております。

週末にはギャラリートークも行う予定です!ちょっと緊張^^;

 

詳細が決まりましたらご案内します。

 

 

アトリエの1日

 

個展から2週間以上経過して、まるであの時が

夢だったように思える。

 

この日は、午前と夜の写真講座のため

1日アトリエにこもっていた。

 

こんなにアトリエにこもるのはひさしぶり。

 

個展準備をしていた数か月前も

こんな日が続いていたっけ。

 

あの時と大きく違うのは、

窓から空を見る余裕があること。

 

準備期間中は必至であれこれと

考えていて、窓の外を見る余裕もなかった。

 

 

外を見たら、向かいのビルが夕焼け色に染まり、

撮らずにはいられなくて1枚、

 

久しぶりのライカで。

 

撮影会・山手西洋館

 

個展が終わって久しぶりの山手西洋館。

写真教室の撮影会でした。私も一緒に楽しく撮影、何度来てもホッとする場所です。

 

 

大貫カメラで写真展開催中

大貫カメラの店内にずらっと作品が並んでいます
大貫カメラの店内にずらっと作品が並んでいます

 

横浜野毛・大貫カメラ店内にて、

松田洋子写真展「Whisper」を開催中です。

 

約40枚の写真がずらっと飾られています。

 

数か月飾ってくださるようですので、お近くにお越しの際はぜひ

店内を覗いてみてくださいね。

 

大貫カメラHP

 

 

いろいろ嬉しい1週間

 

日常の風景がすこしずつ戻ってきました。

でもまだ完全ではないかな〜

 

写真展にご来場くださったお客様にお礼メールをお送りしたり、

打ち合わせの予定をすり合わせたり、

お休みの1日はあっというまに過ぎて行きました。

 

翌日から初めての夜クラス。

お仕事帰りの方が参加してくださり、写真への情熱が素晴らしい!

 

私も一緒に頑張ろう!

 

写真の先生とも今週は偶然にお会いでき、

「よく頑張ったね!」と、褒めてもらえて最高に嬉しい。

 

写真は、個展に落選した1枚。

まだまだ出番を待っている写真がありました。

 

氷川丸にいると時間を忘れる!
氷川丸にいると時間を忘れる!

写真展が終了しました。

 

松田洋子写真展

「風になって、光になって」

 

10日間の展示が無事に終了しました。

ご来場くださった皆様、ありがとうございました。

 

準備まで約8か月間、後半はかなりハードスケジュールで

落ち着いたのは開催3日前という綱渡り状態でした。

 

しかし、そんな不安もよそに無事に楽しく写真展を終えることができました、

これも協力してくださったたくさんの皆様のおかげだと痛感しています。

 

そして、終わった後の脱力が怖かったのですが、

今回の展示はタイミングが合えば、大阪でも開催することができそうとのこと、

先の目標があることで、明日からもまた頑張れそうです。

 

その他にもたくさん書きたい思いはありますが、

今日はひとまず無事終了のご報告まで。

 

 

新宿GR

 

朝の新宿で。

 

 

松田洋子個展、開催中

 

8か月の準備期間を経て、

松田洋子写真展「風になって、光になって」が始まりました。

 

今までの個展と一番違うのは、とにかく会場が広いこと。

 

4回行った個展では、合計15枚前後を展示してきましたが、

今回は51枚の作品が2つのギャラリーに展示され、

松田洋子ワールドが出来上がっています。

 

そんな自分だけの空間に酔いしれたいところですが、毎日たくさんのお客様がご来場くださり

初めてお会いする方や知人とお話するのが楽しくて、

じっくりと自分の作品を見る時間がない嬉しい悲鳴をあげています。

 

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出番を待つ気分

 

4月の2週目に突入し、

いよいよ個展まであと2週間と少しとなった。

なんとなく落ち着かないけれど、まだ課題がたくさん

残っているので、それに向かっていると気が紛れる。

 

オープニングパーティーの準備とか、

販売用の小作品のプリント、額装とか、

個展図録のデータチェックとか。

 

全く同時期に開催する、

まとりかりあ写真教室横浜の写真展の準備とか。

 

これに限っては、自分自身のことは全く後回しになっていたので、

今やっとプリントと額装が終わったところ。

 

今年の生徒さんたちの作品が本当に素敵で

成長ぶりが嬉しい。

そんなことで、

自分の作品はすっかり終わった気分だった(笑)

 

今週に入って、滞っていたことが

かなり進んできた。

 

あと少しで本番だ。

 

舞踊の発表会の出番を待つ、

あの気分を思い出している今日この頃。

 

(写真は、個展作品から落選した1枚)

 

個展まであと1か月に思うこと

 

個展まであと1か月。

会場となるリコーイメージングスクエア新宿へ。

 

写真家・菅原一剛さんの「In Paris」は必ず見ようと決めていた。

個展の打ち合わせもかねて会場へ。

 

菅原さんの写真は、尊敬するテリ・ワイフェンバックとどこか共通するところがあり、

目の前にある時間とか、空気とか、風を感じる作品だ。

 

私自身も常日頃から、形に見えるもの以外のなにか、を切り取りたい、

そして自分が伝えたいことを写真で表現できたら、と思っているが

まさにそれを表現されている作品ばかりだった。

 

それ風の写真が世の中に蔓延している今の時代、

本質を追及している写真は、一目見てわかる。

 

 

菅原さんの想いを直接伺うことができ、

不覚にも感激の涙が・・・ああ、自分が目指していることと、同じ考えの人が

いたんだ、と嬉しくそして今までの方向でよかったんだ、と確信できたひとときだった。

 

これからは、今まで進んできた道をさらに追及していこう、と決心した。

 

 

個展まで1か月。

自分が心惹かれた情景を、たくさんの人と共有できる機会を与えられたのだから、

思い切ってやるしかない。

 

私には応援してくれるたくさんの人がいる。

自身をもってこれからも自分の世界を切り取っていきたい。

 

 

松田洋子写真展「Whisper」

 

横浜大貫カメラで開催中の松田洋子写真展「Whisper」

今日はやっと足を運ぶことができ、自分の作品を見てきました。

 

自分の撮った写真が並ぶとなんだか不思議な気持ちです。

育てたこともが巣立って成人したような、そんな気持ちです。

 

お近くにお越しの際はぜひご覧いただけると嬉しいです。

 

大貫カメラ

https://www.camera-ohnuki.com/netshop/

facebookイベントページを立ち上げました

 

松田洋子写真展

「風になって、光になって」

facebookイベントページを立ち上げました。

 

進捗状況をこちらでも掲載しています。

よろしければご覧ください。

 

リコーイメージングスクエア新宿HPでは

展示作品が6作品掲載されています。

 

 

 

 

進行中

 

進んでは止まり、止まったかと思うと少し進んでいた

個展の準備が進行し始めました。

 

同時に主宰する写真教室のグループ展、

外部講座、CP+と進行中のため

今は個展準備はお預け中。

 

来週には本腰を入れて

準備を始めようと思っているところです。

 

今日はCP+プレスタイムにハーネミューレと

アワガミブースへ。

 

作品プリントの用紙、只今悩み中。

後悔のないように準備をしたいところです。

 

 

静かな冬の洋館で

窓

 

数週間ぶりにカメラを持って撮影に出かけた。
前回撮影したときは、まだ冬のひかりだったけれどこの日は春を感じた。

 

毎日少しずつだけれど変化している。

そして進化しているに違いない。

 

静かな光と時間が流れる冬の洋館で、ふと思ったこと。

 

 

準備、着々と

生徒さんといっしょの撮影会はいつも新鮮な気持ちになる!
生徒さんといっしょの撮影会はいつも新鮮な気持ちになる!

 

2019年に入って、予想通り忙しくなってきました。

冬休みに個展と教室グループ展の下準備をしておいて大正解だった!

 

今年に入りCP+とか、外部講座とか、雑誌掲載も準備中。

いつも1月中旬になると、今年1年がどんな年になるのかがわかるような

出来事があるけれど、さて、今年はどんな年になるのかな?

 

 

イベント

写真の楽しさをたくさんの人に伝えたい
写真の楽しさをたくさんの人に伝えたい

 

4月の個展の前に、大きなイベントがいくつか待っています。

特に今年で2回目になるCP+(シーピープラス)出演は今から緊張するイベントのひとつ。

 

カメラ好きの方たちの前でお話するのは、やはり気が引き締まります。

CP+で写真の楽しさを知ってもらえるきっかけになるといいなあ。

微力ながら私もきっかけ作りのお手伝いをいたします!

3月2日(土)、3日(日)パシフィコ横浜の会場でお待ちしています。

 

2019年の抱負

 

2019年が始まりました。

お正月休みはほぼ個展の準備に費やし、タイトル、DMレイアウトや

展示作品、ステイトメントなど作成しました。

写真を言葉にするって本当に難しいですね。

 

散文的なものだと記録写真になってしまうし、

ポエムになりすぎても読む方を置き去りにしてしまうし・・・

ああ、夏井いつき先生に弟子入りしたい(笑)

さて、明日から教室のレッスンがはじまります。

今度は生徒の皆さんの写真展準備にとりかかります。

 

ドキドキワクワクされている皆さんを応援しますよ!!

 

今年は自分自身の写真展が目標であることはもちろん、

生徒のみなさんが写真展に展示して、もっと写真が好きになった!

と思ってもらえるような1年にしたいと思っています。

 

新年の海、希望に満ちているような輝き!
新年の海、希望に満ちているような輝き!

2018年を振り返って

 

今年もあとわずか。

 

教室を立ち上げてから振り返る余裕もなかった5年間、

 

6年目の今年は、すこしですが心の余裕ができたように思います。

自分の写真を撮る時間もできました。

 

この間は失敗とチャレンジの連続でした。よくへこまなかったなあ、自分!

 

今になってみると、その経験が今の活動につながっているんだなあ、と

しみじみ思います。

 

写真の用語にしても、プリント、印刷の用語にしても、

ゼロから始めた5年前から比べて、格段に今の自分は成長できた、と感じています。

 

まだまだ成長途中ですが、経験値が少しだけ上がった分、

失敗してもまたチャレンジすればいいさ、という、図太さもついてきました笑

 

来年は写真家としての活動が増えてきそうです。

どのような1年になるのか、ワクワクしているところです。

 

 

2018年の最後の撮影地はヨコハマ野毛へ。
2018年の最後の撮影地はヨコハマ野毛へ。

和と洋の美学

 

銀座シャネルネクサスホールで開催されていた

ジャン=ポール グード展覧会では、華々しい鮮烈な写真と映像を、

 

資生堂ギャラリーでは、静かな福原信三と路草の写真を堪能しました。

 

まさに静と動。光と影、とも言えるかな。

和と洋の美学がそれぞれ楽しめました。

 

華やかな写真や映像は見ていて楽しいですが、

気づかなかった今目の前にある幸せを切り取るほうが私には合っているな、

 

そんなふうに感じた冬の日の午後でした。

 

六本木交差点で。

六本木交差点での写真
六本木交差点での1枚

写実と妄想

シャネル銀座ネクサスホール、ジャンポールクード写真展
シャネル銀座ネクサスホール、ジャンポールクード写真展

 

写実的な表現も好きですが、

 

写真をご覧下さった方それぞれの想像が広がるような

作品が撮れたらいいなあ、といつも思っています。

 

写真とは、

目の前にある現実をそのまま切り取る、というのが

多くの方の印象なのではないでしょうか?

 

私はそうではなく、油絵や水彩画を描くことと同じように

写真を撮りたいと思っています。

 

ですので、何を撮っているのかわからない、理解ができない・・・

という方が多い作品なのかもしれません。

 

写真を始めたばかりのころ、加湿器の煙を撮って喜んでいたら、

家人から

「なんだかわからない」

と言われたことを思い出します。

 

確かにそうですよね~、わかるんですが、私の世界はここなんです、

ここを表現したい。

 

撮影する私自身が、妄想の世界に飛んで行けるように、

これからも子供の心を忘れないよう美しいもの、音、風を

感じていきたいと思います。

 

 

13番目の月?

 

来年の個展が決まったけれど、

それ以降の予定が決まっておらず、せっかちな私はあれこれと

妄想ばかりが膨らんでいた。

 

しかし、やっとスケジュールが動きだしてきた。

ユーミンの詩にも、14番目の月ってあったなあ、

 

今の私は13番目くらい笑

 

時代を感じる電燈、ヨコハマにもまだまだ残っていた
時代を感じる電燈、ヨコハマにもまだまだ残っていた

セクシーな

 

ここしばらく、セクシーだと感じる写真に出会えなかった。

 

以前そう感じた写真も、年月を経て色あせていく。

写真も人も日々進化、または後退していくものなのだ。

 

そんな中、思いがけずInstagramでセクシーな写真に出会えはっとした。

どこで素敵な表現に出会えるのかわからないものだ。

 

若い作家さんなので、これから

たくさん恋愛をして、たくさん失恋して、

心の引き出しを増やしてほしいな。

 

 

Flamingo

 

音楽からインスピレーションが湧いて、シャッターを押すことがある。

 

米津玄師の「Flamingo」が耳に入ってきた。

 

お、いいなあ~!

若い才能が花開いたようなイメージがした。

 

 

終わりのない世界

 

昨年の個展「窓辺のまなざし」作品が、この度お嫁入しました。

 

昨年の10月ですから、もう1年以上たちます。

その時は次の個展のことなんて考えられない!なんて思っていましたが、

時がたつと、もう1度!と思うのはなぜなんでしょうね。

 

表現することは「終わりのない世界」なのかもしれません。

 

写真は自己表現、終わりのない世界
写真は自己表現、終わりのない世界

プロの仕事

 

以前お食事をご一緒させていただいたフラワーアレンジの先生に
久しぶりに山手西洋館でお会いできた。

 

もう3年以上前だったと思うが、有名デパートやアレンジレッスンに

ひっぱりだこの先生なのに本当に物腰が柔らかくて、

対等にお話をしてくださる姿勢に感激したものだ。

 

この度担当されている山手西洋館クリスマスのアレンジを見たとき、

これは間違いなくプロの仕事をされている!と感じた。

 

全身全霊で作品づくりに取り組まれている作品だ、と思ったのは私だけではないはず。

一緒にいた生徒さんや来場者の方から聞こえてくるのも、同じような感想だったので。

 

先生のように自分も写真に打ち込んでいるのだろうか?と、反省。

写真家としてもっとがんばらねば、と思った1日。

 

 

山手西洋館にて
山手西洋館にて

そのまま、ありのまま

 

今をただ、過ごすだけでいい。

掴もうとすればするほど逃げていくから。

そのまま、ありのままでいい。

 

いい加減力を抜きなさいよってカメラから言われる日々笑
いい加減力を抜きなさいよってカメラから言われる日々笑

野の花が好き

 

お昼から元町で所用があったので、

その前に山手西洋館へ。

 

この日はフューシャピンクの、華やかな花の世界が広がっていた。

12月になったらもっと華やかな、キラキラした世界になっているんだろうな。

 

マトリカリアみたいな花を1枚。

やっぱり野の花や野草が好き。

 

セルフポートレート

アトリエで

 

朝、アトリエで1枚。

あー、難しい!!

 

新しい仲間

新しい仲間で撮影した1枚。これから仲良くなれるよう頑張ります。
新しい仲間で撮影した1枚。これから仲良くなれるよう頑張ります。

 

新しい仲間がやってきました。

10年前カメラを始めたときは、まさかこのカメラを

手にするなんて夢にも思わなかった。

 

しかし、今までのカメラのようにはいかない。

一筋縄ではない、といったところでしょうか。

 

ありのまま、自分の視点で撮りなさい、

と言われているよう。

 

 

11年目に突入するカメラ人生、

ますます精進したいと思います。

 

ヨコハマ散歩

 

いつも対岸のベイクォーターから見ていた、
横浜日産ビルへ初めて足を伸ばしてみました。

 

へえー、こんな景色があるんだ!

 

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さて次は

仙石原にて
仙石原にて

 

また撮影の旅に行ってきました。

 

昨年末にデビューしたひとり旅。


何かをつかみたくて、自分と向き合う時間が欲しくて。

 

そんな理由で出かけた旅も、今ではライフワークになりつつあります。

 

新しいレンズも買ったし、

さて、次はどこへ出かけましょうか?

 

 

こもっていても。

今日の1枚、コップ撮影で体調がわかる?
今日の1枚、コップ撮影で体調がわかる?

 

個人事業主には基本的に休みがない。

唯一休めるのは、年末からお正月にかけてくらい。

意外にもその期間中にたくさんの方がHPやブログを

ご覧くださっているので、SNSは年中無休。

 

しかし、この10月は珍しく自宅とアトリエにこもり
一日中企画書を書いていた。

平日、特に土日にこんなに長い時間、

自宅にいるのは何年ぶりだろうか。

 

朝、家族が出かけてから帰るまで

誰ともしゃべらない日が数日続いたときには

さすがに人恋しくなって、近所のスーパーの

定員さんとしゃべるのが新鮮に感じる。

 

あ、そういえばこの感覚、
専業主婦時代に味わったことあったな。

 

そんなここ数日間はというと、

2019年4月ころになりそうな個展の額装アイディア

そして会場展示レイアウト、

 

同じく、4月の教室写真展の企画、

年明けから始まる写真講座のこと、

 

ワンディPhotoshopレッスンの

テキストを作ったり、


先日のチャータークルーズに続き
2月ころにヨコハマ撮影会の企画がまた持ち上がって

いるのでその内容を考えたり、

また、それを考えていたらいろいろとアイディアが

浮かんできて、あれもこれもとまとめてみたり。

 

夢だったフランス・鷲巣村撮影の話が

進み始めているので、ほこりをかぶっていたガイドブックと

にらめっこしたり・・・

 

などなど、頭が破裂しそうなくらい考えることがある。

 

一歩進んで二歩下がる、って歌があったけど、

まさにその状態。

 

この6年はそんな歩みで

なんとか前進しているわけだから、

まあなんとかなるでしょう。

11月からは通常どおり、
生徒さんたちと写真談議ができるのが楽しみ!

 

そんなこんなで、
家とアトリエにこもっていても仕事中、なのです。

 

 

 

シンクロニシティ

馬のように走り続けた2年間
馬のように走り続けた2年間

 

今月から企画を練る時間が増えた。

 

ここ2年ほどは写真の馬みたいに突っ走っていたけれど、

やっと落ち着いて考える時間が増えたことがありがたい。


 

先週は撮影ロケハンに行ったり、

銀座での所用後、ギャラリー巡りをしたり・・・

インタビューを受けたりと、いつもとは違った忙しさだったが、

その中で、街中でばったり知り合いに会うことが続き、本当に驚いた。

しかも4人とも写真関係の人。

 

引き寄せかな?(* ´艸`)

なにかいいことあるのかな?

 

ちょっと嬉しい話も聞こえてきたし、

来年はまた楽しい1年になりそうだな♪

 

 

 

構想

 

高原の旅から1週間があっという間に経ってしまった。

この1週間は夢の世界から現実の世界にゆっくりと戻ってきたような感覚だった。

 

夢見がちな子供時代から一気に現実の世界に移動した経験があり、

今になってようやく、夢と現実を自分のペースで行き来することができるように

なった気がする。

 

そうできるようになったのも写真と出会ったおかげだ。

もし写真と出会っていなかったら、いつまでも現実の世界を苦しみながら

模索している人生だったかもしれない。

 

さて、そろそろ来年の個展の構想を練らないと。

 

高原の旅でわかったこと。

 

高原の旅から戻りました。

 

2泊3日の濃密な時間のなかで、

今までの自分を振り返り、

そしてこれからどう進んでいくかを、

考えることができた時間でもありました。

(ちょっと大げさかな?(笑))

 

憧れだった星空もやっと拝見!

 

あー、三脚もっていけば良かったな~

ブレブレボケボケだけど、手持ちでここまで撮れたので

良しとしよう。

 

明日はじっくりと写真を振りかえり、

来春の作品展の仕上げ準備に入ります。

 

 

仕上げの1枚を

 

厳しい夏だったけれど、終わってみるとあっという間だったなあ。

ここ数年は俊足で過ぎ去っていく毎日。なんだか年々急ぎ足になっていないか?

 

そして秋。

 

来年の個展作品をもう少し膨らませるべく、

仕上げの1枚を撮影しに行ってきます。

 

 

ボサノバの季節


写真のデータをパソコンで見る時に

音楽は欠かせない。

 

撮った写真をパソコンでじっくり見ながら
音楽でイメージをふくらませる作業が

なんとも楽しい。

 

今はボサノバのイーディ・ゴーメがお気に入り。

 

しかしこの夏は暑すぎて撮影にほとんど出かけなかったなあ。

 

ここ数日の涼しい秋風が、そろそろカメラの出番だよ、と言っているような。

防湿庫に眠っているカメラ、レンズさんたちを起さなくちゃ。