受け継がれるヨコハマ

みなとみらい 松田洋子 写真

 

銀座で開催予定だった個展を延期したことを書きましたが、

ヨコハマ野毛大貫カメラのギャラリー、focuspointで個展を急遽開催することになりました。

また詳しいことが決まり次第、HPでご案内します。

 

ギャラリーではこの春にリコーイメージングで開催した、「風になって、光になって」を

再展示します。ということで、急遽、大貫カメラへ打ち合わせに。


打ち合わせ終了後、ちょっと足を伸ばして、最近できたハンマーヘッドという桟橋へ。

ヨコハマも日々進化しています。本当にここ数年で景色が変わってしまった。

 

 

私事なのですが、現在父の具合が思わしくなく予断を許さない状況です。もう88歳という高齢なので

できるだけ安らかな時間を過ごさせてあげたいと思っているところです。

 

氷川丸とほぼ同年代の父は、ヨコハマ生まれ、ヨコハマ育ち。

 

実家に帰るたびに話してくれたヨコハマの思い出は、

父が中学生のころ、元町の商店街には「だるまストーブ」のお店があって、鎌倉から役人が

買いに来ていた話とか、

 

フランス人のドゥフォークさんのお宅がある山手の丘(現在の山手西洋館のある辺り)に、

家族で行った話とか、好きなタンゴの曲をレコードで聞いて楽しむような、そんな父でした。

 

外国人と交流があった父の影響で、当時は珍しかったハーシーズの板チョコレートや、海外のお菓子を

いただいてワクワクしながら食べたのを覚えています。

 

 

そんな父は、70代に入院したときは外国の人と英語で楽しそうに話していることもありましたが、

最近はすっかり体力も落ちてしまいました。

 

もっと横浜の話を聞いておくべきだった、と今更後悔していますが、

次は私たちの世代が、これからのヨコハマを盛り上げていく時代が来たのかもしれません。