海辺の町で

 

お世話になったNさんにお礼を伝えるため、ご自宅のある神奈川県葉山町へ。

 

アトリエをご本人から写真で見せていただいたことがあり、

いつもジャズを聴きながら作品を制作している、と伺っていたので

きっと素敵なお宅なんだろうな、と想像していましたがやはりその通り。

 

天井の高いリビングには、古い和家具が置かれ、

木の床の香りが部屋全体に行きわたる空間が何とも素敵、

 

きっとこの素敵なリビングでも、作品創りをされていたに違いありません。

 

奥様が出してくださったお茶菓子のお皿は、

フラットなつやのある白い陶器で、グラスの透き通った赤い色と対照的です。

 

壁にはご家族の写真が飾られていて、そのフレームは歴史を感じさせる燻された金色、

それはまるでご家族の思い出がそこに大切に仕舞われているように感じました。

 

 

帰る前にもう一度お写真の前でお別れをしました。

 

お会いしてたった3年でしたが、

たくさんの写真のこと、言葉のことを教えていただき、Nさんの楽しい仲間に

加えていただいたことに感謝の気持ちを伝えました。

 

「僕にはたくさんの写真家の仲間がいて、これからは松田さんもその仲間」

 

まだ写真家と名乗れる自信がなかったころに、

Nさんから嬉しいお手紙をいただいたことを、このブログを書いている途中

ふと思い出していました。

 

Nさん、本当に今までありがとうございました。

そしてお疲れ様でした。

 

 

 

写真は横須賀海上自衛隊地区

帰り道に偶然迷い込んだので記念に1枚