写実と妄想

シャネル銀座ネクサスホール、ジャンポールクード写真展
シャネル銀座ネクサスホール、ジャンポールクード写真展

 

写実的な表現も好きですが、

 

写真をご覧下さった方それぞれの想像が広がるような

作品が撮れたらいいなあ、といつも思っています。

 

写真とは、

目の前にある現実をそのまま切り取る、というのが

多くの方の印象なのではないでしょうか?

 

私はそうではなく、油絵や水彩画を描くことと同じように

写真を撮りたいと思っています。

 

ですので、何を撮っているのかわからない、理解ができない・・・

という方が多い作品なのかもしれません。

 

写真を始めたばかりのころ、加湿器の煙を撮って喜んでいたら、

家人から

「なんだかわからない」

と言われたことを思い出します。

 

確かにそうですよね~、わかるんですが、私の世界はここなんです、

ここを表現したい。

 

撮影する私自身が、妄想の世界に飛んで行けるように、

これからも子供の心を忘れないよう美しいもの、音、風を

感じていきたいと思います。